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肝硬変の予後を良好にしつつある腹水コントロールの技術の発展について

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肝硬変は肝臓の組織が不可逆的に線維化してしまい、触っても硬いことがよく分かるような状態にまで進行してしまったものです。

 

そのため、肝硬変によって失われてしまった肝臓の機能は取り戻すことができず、それによって合併症が生じてきてしまった場合には多様なアプローチによって合併症の症状を軽減していくということが治療方針となります。

 

肝臓の機能が低下することによって生じる典型的な合併症の一つが腹水であり、肝臓で作られるアルブミンが減少してしまうことによって発症します。

 

アルブミンは血液中に存在して浸透圧を保つ役割を果たしており、その低下によって血管に水が保持しづらくなり、結果として水の排出が難しくなって体内に水が溜まってしまうことになるのです。

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腹水が生じてしまった肝硬変患者に対しては適切な腹水コントロールを行っていくことが治療の基本となります。

 

利尿薬によって水の排出を促しながら、水分摂取の制限を行って身体の中の水分を減らすというのがまず行われる腹水コントロールです。

 

また、分枝鎖アミノ酸製剤がアルブミンの濃度を上げるのに有効であるとされており、近年ではよく用いられるようになっています。

 

一方、外科的に腹水を抜くというのも行われる方法であり、それによって得られた腹水を濃縮して体内に戻す腹水濃縮韓流という方法も技術的に可能になってきています。

 

こういった腹水コントロールが行えるようになってきたことによって腹水の緩和が比較的良好に行えるようになってきているのが現状であり、その予後も良好になってきています。

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